気になる!ヨーロッパの花嫁が選ぶウェディングドレスと選び方

 

こんにちは!Blaubeere WeddingのYumiです。

 

先日、ドイツのハンブルグで開催されたブライダルフェアに行ってきました。オーストラリアやカナダでも参加したことがありますが、ブライダル業界はどこの国でも華やかです。ドイツのフェアには、これから結婚しようというカップルや、家族連れや小さなお子様まで、たくさんの方が来られていました。

 

ちなみに、ドイツにはいわゆる結婚式場と呼ばれる会場はほとんどありません。結婚式もできるレストランやホテル、お城や教会で、普段はレストランやお城として営業や運営をされています。そのため、ブライダルフェアといっても日本でよくある結婚式場が開催する式場選びのためのフェアではなく、様々な分野のブライダルの専門家に会える場です。フェアというよりエキシビジョンで、ハンブルグ近郊のドレスショップやフリーで活躍する多方面のブライダルのプロ、パティシエさんや、バルーンデコレーションの会社などが出展していました。

 

今回はドイツのウェディングドレスをたくさん見させていただいたので、ドイツ、ヨーロッパの花嫁様が選ぶ人気のウェディングドレスとその選び方についてご紹介したいと思います。

 

人気のデザイン

 

 

ドイツでは、スレンダーラインやマーメイドラインのドレスが人気です。もちろん、Aラインやプリンセスライン、ビッグラインのようなふんわりしたドレスやレースやビーズを使った華やかなドレスもありますが、お店には細身のシンプルなデザインが多く揃っているというドレスショップが多かったです。

 

香港出身のスタイリストさんにお話を聞くと、とくに北ドイツは北欧との関わりが深く背が高い人が多いため、スタイリッシュでシンプルなデザインが人気だとおっしゃっていました。日本では土地柄によって結婚式が豪華だったりシンプルだったりしますが、ヨーロッパでは平均身長が人気ドレスに影響しているというのは面白いです。

 

ドレスショップのスタイリストさんは、ドイツに比べると南のスペインやイタリアは、Aラインやふんわりしたデザインのドレスも多くなるとおっしゃっていました。身長だけで似合うドレスは選べませんし、どのブランドにも様々なラインのドレスはありますが、どんなウェディングドレスを着たいか決まっている方は、ドレスショップがどの国のブランドを取り扱っているのかを調べてみるのもショップ選びの参考になるかもしれません。

 

人気のブランド

 

ヨーロッパで有名なウェディングドレスというと、スペインやイタリアのブランド名がよくあがります。ドイツのドレスショップでも近隣諸国でデザインされたものも多く、日本で有名なイタリアやニューヨークを主な拠点としているブランドはドイツでも有名です。

 

ウェディングドレス選び

 

格式高く厳かに教会式といったイメージのあるヨーロッパウェディングですが、披露宴ではダンスを披露するのが一般的なドイツ。ドイツ以外のヨーロッパの国々や北米、オーストラリアなども披露宴にダンスは欠かせないものです。そのため、とくにダンスが得意な方や好きな方は、トレーンが長いものよりも踊りやすいシンプルなものや、短くアレンジできるトレーンのついたドレス、トレーンが取り外しできるデザインのものを選ばれています。

 

日本から見たヨーロッパウェディングといえば、立派な教会のヴァージンロードや、格式高いホテルの階段にウェディングドレスのトレーンが映えるというイメージが強かったので、私も初めてドレスショップを訪れたときは驚きました。

 

また、ドイツの結婚式は長時間に渡り行われます。私がこれまでに参列した結婚式も、全て午前中に挙式、夕方にパーティ開始で翌日の朝までというスケジュールでした。日本のようにお色直しもなく、ずっとウェディングドレスで過ごす花嫁様にとってはデザインはもちろんですが、ドレスの重み、着心地なども重要なドレス選びのポイントになっています。

 

とはいえ、もともとブランド志向が強い人が少ないイメージのドイツ。私の周りのドイツ人やドイツに住む日本人の花嫁様もブランドやデザイナーさんで選ぶというより、気に入ったデザインや着心地でドレスを選ぶという方が多いように感じます。ドイツにはデザイナーやパタンナー、縫製担当の方が常駐しているドレスショップが多くあり、セミオーダーでウェディングドレスを作れたり、その場でドレスの補正だけでなくデザインを変えてくれるドレスショップなどもあります。私がウェディングドレスを購入したドレスショップでも、躊躇なくドレスの袖やトレーンを切っている担当の方がいて驚きました。

 

購入かレンタルか

 

ドイツではウェディングドレスは購入が一般的です。その他のヨーロッパの国でもウェディングドレスは購入する花嫁様が圧倒的に多いです。最近ではドイツでもレンタルドレスを見かけるようになりましたが、私の夫も「一生に一度なのに他人が着たものを着るの?」と言っていたので、単に『購入して当然』という意識があるのかなとも思います。

 

個人的な印象ではありますが、ヨーロッパの結婚式は移動があるのが普通で、挙式(区役所での入籍)と披露宴(ウェディングパーティ)は別の日ということもあったり、パーティでは翌朝まで踊り続けたりするので、購入のほうが双方にとってメリットが大きいとも思います。

 

ヨーロッパのウェディングドレスの購入価格

 

気になるドイツのウェディングドレスのお値段は、だいたい300€〜1,500€程度 (4万円〜20万円くらい) です。ドイツ以外の、ヨーロッパの国々もそれほど変わらない価格でドレスを購入できます。もちろん、これ以下で購入できるドレスもあれば、見たこともないようなお値段のものもありますので、日本と同じくピンキリといえばそうですが、実際に花嫁様が選んでいるドレスの相場は日本のレンタルドレスよりリーズナブルという印象です。ちなみに、日本のようにお色直しをするという文化はなく、ほとんどの花嫁さんが1日中ウェディングドレスで過ごします

 

 

いかがでしたか。ドイツやヨーロッパでのドレス選びにご興味があれば、ドレスショップへのご予約や同行も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。合わせてロケーションフォトやハネムーンフォトの撮影も承っております。

ヨーロッパと日本、結婚式のスタイルは違っても花嫁様のウェディングドレスへの想いは共通しているように思います。ウェディングドレスは特別なもの、日本でももう少し自由にドレスが選べるようになると良いなと思います。

テーブルコーディネーターが教える ペーパーナプキンの使い方

こんにちは、Blaubeere WeddingのYumiです。

 

先日、もともと好きだったテーブルコーディネートで

お仕事をさせていただく機会に恵まれました。

今年はもっとテーブルについて深く勉強し、

テーブルコーディネーターとしても活動をしていきたいと思っています。

 

さて、最近は日本でもよく聞くようになったレストランやカフェでのウェディング。

 

カフェやレストランを会場に選べば、また記念日やお祝いで使えたり、

お二人にとって特別な場所であり続けられるというのがいいですよね。

 

ドイツではレストランウェディングが一般的で、銀婚式や金婚式の際、

同じ場所でパーティを開催するというのもよく聞く話です。

25年、50年経ってもお祝いをするドイツの文化が素敵だなと思っています。

 

とはいえ、レストランやカフェでのウェディングの場合は、

結婚式場とは違って融通が効かない点もあります。

例えば、会場では白いナプキンしか準備できないということも。

ドイツのレストランも同じです。

 

もともと白いナプキンは清潔の象徴なので、白にこだわるレストランもあります。

 

結婚式場では、カラーナプキンに変更するのに1枚300円以上かかったり、

テーブルクロスを変更するとさらに追加料金が必要になったり。

 

それでもテーブル装花やウェディング全体のイメージと

テーブルセッティングを合わせたいこともありますよね。

 

そんなときにおすすめのコーディネートが、

白ナプキンにカラーのペーパーナプキンをプラスする方法です。

ナプキンの折り方を工夫するとより華やかになります。

 

白いナフキンは漂白することができるので、クリーニングで

再度使うことができるので、環境大国のドイツのレストラン

ウェディングでは定番のコーディネートです。

ぜひ、参考にしてみてください。

 

鮮やかなピンクのコーディネート

淡いピンクのコーディネート

クリーム色のコーディネート

グレーと淡いオレンジのコーディネート

黄色のコーディネート

 

白いテーブルクロスにナプキンでも、

テーブル装花に合わせた色のペーパーナプキンを

組み合わせて使うだけで華やかになります。

 

ただし、ナプキンの折り方をアレンジしたりペーパーナプキンを

使用するということは、フォーマルではないコーディネートなので

カジュアルな印象になります。

ご検討の際は、その点も踏まえてTPOに合わせてお選びください。

 

お二人のイメージに合うお気に入りのコーディネートで

特別な日を向かえられますように。

 


結婚式・ブライダルランキング

結婚写真ランキング

結婚式準備って何から?新郎新婦がまず最初にやるべきこと

こんにちは、Blaubeere WeddingのYumiです。

 

日本もずいぶん涼しくなってきたようですね。

ドイツの秋は雨が多く、風も強いので、

ウェディングは少ないのですが、

日本では結婚式の人気のシーズン。

 

たくさんの新郎新婦様が、結婚式の準備をしていると思うと、

私もなんだかワクワクしてきます。

 

今日は、結婚を決めたらまず何をするか?について、

私なりの想いをお話したいと思います。

 

ブライダル雑誌を読むと、

・親に挨拶にいく

・会場や日取りを決める

・ウェディングプランナーを選ぶ

など・・・

書かれています。

 

日本でも海外でも同じようなことが書いてあったりして

結婚式のカタチは違うのに、面白いなって思います。

 

でも私は、

何でもいいからとにかく2人でたくさん話してみて欲しい

なと思っています。

 

これまで会場専属のプランナーとしても

たくさんのカップルとお話してきました。

そんな中で、長くお付き合いしているカップルでも

お互いに知らないこともたくさんあるのだなと

感じることが多々ありました。

 

好きなものやこと、普段のお仕事のことや将来のこと、

それから、結婚式の日取りやゲスト人数ではなくて

結婚式を挙げる目的や意味。

 

結婚するから結婚式をあげようと思うのだけど、

結婚式をしたい理由は『結婚するから』ではないはず。

大切な人に伝えたいことや想いがあると思います。

 

プランナーとしてお二人とお話をしていると、

お互いに知らなかったご家族やお友達への想いに触れることがあり、

とても心が暖かくなります。

 

結婚式を挙げるということ自体が目的なのではなく、

自分の大切な人を大切な人の家族に紹介したり、

感謝の気持ちやお二人の想いを伝えるということが目的で、

結婚式はみなさまに集まっていただく口実(!?)

なんじゃないかなと思っています。

 

だからこそ、パーティでの演出やイベントが目的ではなく、

二人の想いを伝える方法として結婚式のプランを立てたい、

ウェディングに携わる者として、そんな風に考えています。

 

結婚式って何だろう?

ひと組ひと組のお客様とじっくり向き合って

お話させていただきたいなと思っています。

 

でもまずは、プランナーさんに会いに行く前に、

少しお二人だけでお話する時間を取ってみてください。

きっと暖かい気持ちで準備を進められるはずです。